photo by isao inbe

知的障がいを持つ人たちのためのグループホーム。
中庭を囲むコの字プランとして、東、中央、西と3つのゾーンからなります。
中央棟は、東棟と西棟をつなぎながら、みんなが集うゾーンとしてリビングスペースになっています。

リビングスペースは南と北に窓があり、光と風と季節の移り変わりを感じられる空間です。
南の大きな窓は、テラス~中庭~そしてそのまま地域へ、とつながっていく窓。
北の腰窓は、お隣の農家さんのくだものの木が見えたり、猫が散歩していたり、一日眺めていたくなる窓。
ここに生活していくうちに、自然を取込み自然を感じ、そして地域の人たちとの交流をも育んでいくスペースになっていくことと思います。

リビングスペースの丸柱には、
この大地、地域にしっかり足を張って生活していけるようにという願いを込め、
見た目も手触りも丸くして、気持ちのヨリドコロになるようにしました。

光と風が通り抜ける南北や東西の窓配置、中庭を眺められる玄関ベンチ、三角アーチの廊下、飾り棚にもベンチにもなる窓台など、住まいとして快適で、生活が楽しくなる仕掛けを織り込みました。
内装は、無垢材と漆喰、そして自然塗料で仕上げています。

第5回埼玉建築文化賞を受賞しました。

 
 
障がい者
グループホーム
ひなぎく

第5回埼玉建築文化賞受賞
 
所在地:埼玉県三郷市
構造規模:木造平屋
竣工:2016年
施主:社会福祉法人緑の風福祉会
施工:ポラテック株式会社